やはりリリは寝坊した。

6:45に起きなければならなかったのに

7:00に起きてピピは既に起きていた。

リリ）あっ、おはよう。

ピピ)目覚まし大きな音で鳴っていたのに

全く目が開かなかったよ

ピピは微笑みを浮かべながら

用意をしてお仕事に。

お見送りは決まってベランダから

手を振る。

何故玄関じゃなくて、

ベランダかって？

お化粧していなくても

パジャマでも

ある程度は誤魔化せるからだ。

人が目の前を通り過ぎた場合

玄関からだと挨拶を

しなければいけない。

挨拶がしたく無い訳では無く

相手を立てるのに

下手な身なり素振りで会話をしてしまうと

失礼にあたる気がする。

その様な事を

人がそこまで気にしないだろうと

分かっているのに、

いつもリリは考えている。

だったら寝坊しない様に

リリ頑張ろうよって

思われる事だろう。

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6：45に起こさなければならないのに

リリは全米オープンの名残で

眠れずにいる。

ピピはサラリーマンと比べて

家庭不在確率が低い。

だから家を空けると

リリは少し寂しい。

何をしてくれる訳でもないけど

家に居てくれるとホッとする。

例えば

毎朝温かいコーヒーを飲むとしよう。

ストックがあるはずなのに無い、

毎日の習慣が少しずれてしまいますよね、

そんな感覚です。

毎日居る事、ある事が当たり前になってしまうと

居ない時、無い時に困る自分がいます。

取り残されている訳でも無いのに

取り残された様な気分になります。

だからといって

違うモノにしようというのは飲食物に

限ります。

そんな時は

ピピが居てくれる事が

当たり前では無いということ、

日々感謝を忘れずに過ごそうと

見直せる1日でした。

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